神戸総理合格のための勉強法 神戸総理合格のための勉強法

point 1
速読・英語記述のための語彙力

神戸総理の令和5年度の入試問題では、長文のみ大問4題、小問20問(解答数46)が出題されています。大問構成は以下の通りとなります。

大問Ⅰ 対話文「スポーツと寿命」・・・約650語
大問Ⅱ 論説文「水素発電」・・・約500語
大問Ⅲ 論説文「脳波」・・・約700語(本文約550語 要約文約150語)
大問Ⅳ 論説文「反響定位」・・・約450語

試験時間が50分ですので、長文1題あたり12~13分で、読んで問題を解かなくてはなりません。長文の総語数が約2,300語、他の高校の推薦入試が約1,000~1,500語であることと比べると非常に多いことが分かります。

その上、神戸総理は、設問数(解答の数が46)も多いです。そのことを考えると、50分で全ての長文を読み、設問に答えることが非常に厳しいことが分かると思います。

設問に解答する時間を考えると30分程度で約2,300語を読むスピードが要求されます。1分間に何語読めるかという指標をWPMと言います。神戸総理では75WPM~80WPM。日本の高校生の平均的な読解スピードが1分間に75語程度と言われていますので、それに近い速度が要求されています。さらに、大問4題中3題が論説文と、論理的に読まないといけない文章であるため、速読することが非常に困難です。

このような難解な文章を読むためには語彙力が必須となります。長文には注釈もつきますが、一般入試とは違い難しい単語にしかつきません。また、注釈のついている単語で知っている単語があれば、本文と注釈の往復の時間も短縮できます。長文を早く読むためには、単語集などで、毎日単語を覚える時間を確保することが必須と言えるのです。

また、「英単語を解答する問題」も特徴的です。最近ではdistance, appearance, disasterなどが解答となる問題が出題されていますが、これらは「距離」「外観」「災害」といった「日本語が与えられて英語に訳す問題」ではありません。英文を読み取った結果で、空所に適切な英単語が何かを考えて解答するというハイレベルな出題方法です。読解力と語彙力の両方を要求される問題です。

馬渕教室のオリジナル教材である「まぶちの英単語」には、こういった入試で問われやすい単語は確実に掲載されています。馬渕教室では、中1から中3まで継続的に単語やイディオム(熟語)のテストを実施し語彙力を高めていきます。3年間で約3,000もの語彙を身に付けられますので、神戸総理の入試への対応は万全です。

point 2
長文4題構成への対応

神戸総理の入試は長文4題構成となります。自然科学分野がほとんどを占めます。この3年分を見てみましょう。

2023 2022 2021
スポーツと寿命コーヒーの苦み・渋みミツバチと計算
水素発電鳥の鳴き声血液型
脳波新しい肉情報と感覚
反響定位キャッシュレス支払いシマウマの縞

問題の解き方

各年度、3題が理系の長文、あと1題が理系以外の長文となります。
神戸総理では、理系の文章だけが出題されるというイメージがあるかと思いますが、ここ数年、図・グラフを用いた社会的な問題についての長文が、連続して出題されています。令和5年度では「スポーツと寿命」、令和4年度では「キャッシュレス支払い」、令和2年度では「図書館の利用」となります。

こうした資料と組み合わされた長文では、以下の手順で解いていきます。
①資料(図・グラフ)に先に目を通しておく。(縦軸・横軸、数字の大小を把握)
②本文で資料(図・グラフ)の情報に触れている部分に注目。
③本文に書かれている内容を整理し、資料(図・グラフ)の情報を埋める。

資料と同時に長文に目を通して情報を集め、それを整理し処理する力が求められています。
馬渕教室では、こうした図・グラフを用いた社会的な問題についても数多く授業で演習し力をつけていきます。

続いて、毎年必ず出題される自然科学分野の長文についてです。こうした文章に慣れていくには、理科的な情報・本に興味・関心を持つことが重要になります。まずは、日本語の知識で十分です。長文のテーマで知っていることが少しでもあれば、読み進めることができますし、長文を読み解く手掛かりにもなります。読むときに非常に有利になるのです。

また、実際に自然科学の英文に多く触れることが非常に重要になります。自然科学の文章はもちろん専門的な単語が出てきます。
たとえば、今年度の水素発電で出てくる「水素」を英語で表すとhydrogenです。「酸素」oxygenも出てきます。このような単語を読みなれているかどうかで、長文の読むスピードが大きく変わって来ます。できる限り多くの理系の長文にあたることが非常に重要になるのです。

馬渕教室では、「日曜特訓・神戸総理クラス」では毎回こうした内容の長文を取り扱いますので、自然科学系の長文への対応は万全です。

point 3
難度の高い設問への対応

神戸総理の設問はさまざまな形式で問われます。この3年間の傾向を見てみましょう。

領域 出題内容 2023 2022 2021
長文読解内容一致
英問英答
空所補充・選択
日本語で説明
英語で説明
文整序
図・グラフの
項目選択
脱文挿入
文法動詞の
語形変化
整序英作文

神戸総理の設問は大きく分けて、読解力、つまり文章内容の理解が問われる設問と文法力が問われる設問に分けることができます。
長文読解で毎年出題されている設問形式として、2問取り上げます。

まずは内容一致です。
神戸総理の内容一致は選択肢の数も多く、解答を出すのに時間がかかります。さらに、「すべて選べ」という形式で正解の数を指定しない問題が出題されることがあり、この形式で問われると難易度が非常に高くなります。例題を見てみましょう。

【例題】

次のア~カ の中から、文中に書かれている内容と合うものをすべて選んで、番号で答えなさい。

  • ア The people’s brains were active and the muscles were relaxed during all stages of sleep.
  • イ The sleep experts observed sleeping people to find out how to sleep better.
  • ウ We repeat each stage of sleep and get the most rest during the dream sleep.
  • エ The sleep experts stopped the people’s sleep during the dream sleep and asked them
    about their dreams.
  • オ To remember our dreams, we have to wake up early in the first stage of sleep.
  • カ In most dreams, we aren’t doing everyday things.

全ての選択肢の正誤を判定するためには、長文を細かく読まないといけません。選択肢のキーワードをもとに、本文の該当段落・該当部分(文)を探します。ここでは、選択肢アでしたら、The people’s brains「人々の脳」とthe muscles「その筋肉」を手掛かりに探します。本文内容と照合し、正誤を判定します。

解答が一つ欠けても、また多くても、不正解となってしまいます。解答するのに時間も要する、難易度の高い問題の形式となります。
こうした設問に対しても、「平日授業」や「日曜特訓・神戸総理クラス」では解き方を身に付け、数多くの問題に取り組むことで入試に向けた実力を養成していきます。

続いて、整序英作文の問題です。こちらも毎年出題されます。一般的な日本語をもとに英単語を並べ替える問題ではなく、英単語のみが与えられています。
さっそく問題を見てみましょう。

【例題】

The boy [ look / three hours / studying / has / doesn’t / for / been / who ] tired.

〈考え方〉

まずは、[ ]の前後をチェックします。The boyで始まっています。そして、動詞に関連する語がlook, studying, has, doesn’t, beenと数多くあります。has been ~ing(現在完了進行形)とdoesn’t 動詞の原形に気づけば、2つの動詞のかたまりが出来上がります。
他に手掛かりとなるイディオムや文法項目はないかをチェックします。ここでは、whoがあり動詞が2つあるところに注目します。
[ ]の後ろに形容詞tiredがあるので、doesn’t look (tired)となり、どうやらwhoが関係代名詞であることが判明します。

ここで必要な文法知識は
①has been ~ing+for期間(現在完了進行形)
②look+形容詞
③主格の関係代名詞who+動詞~
となります。

これらを組み合わせた解答は以下です。
解答 The boy [ who has been studying for three hours doesn’t look ] tired .

感覚で単語を並べるのではなく、文法知識を駆使して、こうした解き方を習得していく必要があります。単に文法知識を身に付けるだけでなく、それ応用し、短時間で解答する必要があるのです。
神戸総理では毎年出題されており、差がつく問題ですので、早くからの対策が重要です。

馬渕教室では、神戸総理に出題されるような高難度の問題を「平日授業」「日曜特訓・神戸総理クラス」で取り扱います。
今から入試に向けて、頑張って取り組んでください。

神戸総理合格のための馬渕教室のラインナップ

神戸総理・無料カウンセリング

馬渕教室にお通いでない方に対しても、神戸総理合格に向けての無料カウンセリングをさせていただいております。
下記のお問合せフォームからお問い合わせください。
なお、お問い合わせ内容に「神戸総理無料カウンセリング」、希望校舎を「西宮北口本部校」として必須事項を入力のうえ、送信ください。