高校受験の馬渕教室 馬渕教育グループが運営する兵庫、大阪(地下鉄·JR·京阪·阪急·近鉄·南海沿線等)、京都、奈良、滋賀の学習塾。

まぶち生応援ブログ〜まぶブログ〜まぶち生応援ブログ〜まぶブログ〜

2018.03.01
立ち止まらずに、前進!

「入試まであと○日!」

カウントダウンの掲示が、あっという間に1桁。ここまで頑張ってきた。必死で勉強してきた。しっかり準備してきた。それでも、想定外の出来事が起こるかもしれない。


私立高校の入試日、校門前で

「先生!これMくんのカバン」
生徒のうち2人が、カバンを私に渡す。
「は!?で、Mくんは?」
「行方不明!」
「え~~~っ!?」
カバンだけが来て、受験する生徒が来ない!

聞けば…駅で待ち合わせた3人。電車に乗ってすぐにMくんはベンチに財布を置いたままだったことに気付き、電車を降りたその瞬間…電車の扉が閉まって電車は出発。カバンは電車の中。友だち2人がカバンを持って梅田駅でMくんを待っていたが現れず、仕方なくカバンだけを持って受験校に向かったという。

「もう、先に行っておきなさい」2人を教室に行かせた。家の連絡先もわからない。どうすることもできない。ヤキモキしながら待っていると、集合時間の2分前、走ってくるMくんの姿が!

「先生、僕、カバンないけど、受験できるかな?」(何をのんきな…。)
「ほい、カバン。とりあえず急げ!」
「あ、カバン、よかった!じゃあ、受けてくるわ~」

だらだらせず、いつも背中から湯気を出しながら自習しているくらいの真面目なMくんがこんなことを起こすなんて、ちょっとドキドキでした。その後、Mくんは公立トップ高校から、現役で某国立大学に進学。笑い話で済んでよかった!


また別の年、入試の日の校門前で

いつもニコニコ、笑顔で一生懸命な女子生徒のTさん。
それが緊張で取り乱し、泣きながらやってきた。
「おはよう!」
「先生、アカン!私絶対に落ちる!わ~~~ん!」
「おいおい、大丈夫だって。」
「いや、絶対に落ちる~~!」
泣き止まないどころか、泣き叫びがさらに増す。しゃがみ込んで動かない。
友だちからも、私からも何度励ましても変わらない。

そこで先生がとった作戦は…

「はい、もう泣くだけ泣け。はいハンカチ」
「ありがとう」と、ハンカチを顔に当てるTさん。
「あ、それ、さっきトイレで便器に落としたハンカチだった、すまん!」
「え、何!?汚い!顔洗ってくる!もう、先生ひどい!トイレはどこ?」
ようやく泣き止んだ。私の策は「怒らせても、とりあえず泣き止ませる」
「トイレは学校の中しかないよ。」
「もう!行ってくる!」

結果、無事合格。よくまあ怒らせる策を思いついたもんだ。これも笑い話。


いくらきっちりした性格の生徒でも、どれくらい真面目に準備したとしても、予想しない何かが起こるかもしれない。

でも、そのとき、そのときを一生懸命やっていれば、必ずよい結果を生む。
とんでもないトラブルがあったとしても、笑い話に変えることができる。

1つのトラブルで、ここまで頑張ってきたことが台無しになるなんてことは、実はない。
カバンが無かろうが、涙がでようが、受験しようと思って高校に向かうことが大切。
とんでもないことが起こっても、前に進もう!最後には、笑い話になるんだよ。

2018.02.01
入試を迎える皆さんへ

馬渕教室の社会担当、柳川です。いよいよ受験シーズン到来です。馬渕教室は、受験生の皆さんを全力で応援していきます。少しでも皆さんが自信を持って受験や普段の勉強に臨めるように、私がこの時期に毎年繰り返し観る、あるプロスポーツの大変印象的な試合ついて書こうと思います。


2015年9月19日、その出来事は起こりました。ラグビーワールドカップ イングランド大会「日本VS南アフリカ」戦です。対戦した2カ国の実力は、

南アフリカ
ワールドカップでの戦績 25勝4敗(ワールドカップ出場国 最高勝率保有国)
平均身長、体重は当該大会で参加国1位

日本
ワールドカップでの戦績 1勝21敗2分(1991年の勝利以来、24年間勝利なし)
平均身長、体重は当該大会で参加国17位(20カ国中)

試合前の予想は、言うまでもなく日本不利。イギリスのブックメーカーのオッズは南アフリカの勝利は1倍、日本は34倍。つまり、南アフリカの勝利は疑いようがないという状況でした。さらにラグビーは、番狂わせが起こりづらいスポーツです。体格とタックルなどのコンタクト、スピードがものを言うためです。

しかし、このような力の差が出るスポーツだからこそ、複数の試合をこなすワールドカップでは強豪国はレギュラーメンバーを温存することがあります。ひょっとするとこの日本戦、南アフリカはベストメンバーではないかもしれません! ・・・という期待もむなしく、南アフリカのメンバーは初戦ということもあり、完全なレギュラーメンバーでした。南アフリカの勝利はもはや疑いようもなく、あとは日本代表がどこまで見せ場を作ることができるか・・・見どころは「負け方」、そういう雰囲気が試合前にはありました。

そんな中、日本代表は大会に向けて、エディー監督を中心に徹底した練習を繰り返しました。その練習は早朝から基礎基本を徹底する、厳しい練習だったそうです。1日4部練習、直前合宿は120日間。絶望的な戦力差と思われた両チームでしたが、この日本代表の壮絶な努力が、試合では見事に活かされます。

いよいよ試合開始です!

まったく体格の違う南アフリカの選手に、日本はダブルタックルで対抗します。一人が当たり、そこにもう一人がすぐにタックルをする。その連携が実に見事な試合でした。全選手が他の選手のサポートに回り、倒れては起き上がりサポート。そして、日本代表はミスも最小限に抑えます。

予想外にペースを乱された南アフリカは、徐々に反則が増えます。大量得点差どころか、前半を日本10-12南アフリカの僅差で折り返します。

そして、後半終了間際のロスタイム。3点ビハインドの日本は南アフリカの反則を誘い、ペナルティゴールのチャンスを得ます。この3点を取れば日本は南アフリカに「引き分け」。ラグビー強豪の南アフリカが相手です。「引き分け」でも世紀の大波乱でしょう。

しかし、ここで日本はペナルティゴールを選択しませんでした。失敗したら負けであることを覚悟で、「引き分け」ではなく、逆転トライで「勝利」を狙いにいくのです! 会場は、どよめきと日本の選択を賞賛する声で盛り上がります。

ロスタイムですので、プレーが途切れた瞬間にノーサイド(試合終了)です。そんなプレッシャーの中・・・日本はスクラムから逆転トライを奪い、劇的な勝利をおさめたのです!(この試合は、「ラグビー」「日本対南アフリカ」のキーワードで、インターネットで簡単に検索することができます。実際に見てもらうと、すばらしい感動を味わうことができますよ。おすすめです!)

日本だけでなく世界中が大騒ぎです。ハリーポッターの作者はTwitterで「こんな話は書けないわ・・・」とつぶやき、メディアは日本の勝利をあきらめない姿を手放しで賞賛し、勝利を祝福しました。南アフリカメディアも自国の選手を責めるのではなく、日本の健闘をたたえるものが多かったです。


私はこの映像を毎年冬に見て、「本気の努力を積み重ねること」「最後まであきらめない」ことこそが「結果につながる」と、再認識させてもらっています。

エディー監督の言葉です。
「日本人の一番すごいところはどこだと思う? それは文句も言わないで、誰よりも一生懸命に練習できるという点なんだよ。オーストラリアでも南アフリカでもイングランドの選手でも、あそこまで練習に打ち込むことは絶対にできない」

何事もしっかりとした基礎基本を徹底すること、そしてその成長を感じるような小さな成功体験を、皆さんにも積んでほしいと思っています。最終的な受験というゴールに向けて、小さなテストほど大切にしてください。そこで「自分はできる」ということを感じてください。

受験生の皆さんはこれまで自分が解いてきたテキストやプリントを目の前に積んでみてください。それがあなたの努力の結晶です。受験生の皆さんは入試まであと少し、中学生は学年末テストです。体調管理をしっかりとして万全の体制で臨んでください。

追記 24年ぶりに勝利をおさめたラグビー日本代表は同大会でサモア、アメリカの世界の強豪2カ国にも勝ち、3勝をあげました。努力と1つの勝利が、日本代表を大きく飛躍させたのです。

2018.01.05
進化する人工知能と、人間はどうつきあうべき?

当ブログをご覧の皆様、あけましておめでとうございます。馬渕教室の英語担当、山部です。今年もよろしくお願いします。さて、今回私が皆さんに伝えたいテーマは「人工知能」についてです。

最近は、人工知能=AI(Artificial Intelligence)がニュースに登場しない日はありません。
「2045年ごろには、AIが全人類の知能を上回るかもしれない」
「今ある職業の49%が、今後10~20年でAIなどのロボットに代替される可能性がある」
こんな話を聞くと、怖いような、楽しみなような…そんな気持ちになりますよね。

人間は、AIとどのように付き合っていけばよいのでしょうか。


2017年、人類は2つの知的なゲームで人工知能(AI)に「勝利宣言」をされている。米グーグルのグループ企業である英ディープマインドが開発した「アルファ碁」は、16年末から17年にかけてインターネットの囲碁サービスに匿名で参加し、プロを含む相手を次々と撃破。17年5月には現時点で世界最強とされる中国のプロ棋士、柯(か)潔(けつ)九段にも3番勝負で3連勝と完勝。「人間と対局するのはこれを最後にする」と語り、事実上の勝利宣言を下した。 ほぼ時を同じくして将棋でも、現役最高峰の佐藤天彦名人との3番勝負に山本一成氏が開発した「PONANZA(ポナンザ)」が連勝で完勝。主催するドワンゴの川上量生会長は「現状の人間とコンピューターが同じルールで真剣勝負するというスタイルは、役割を果たしたと感じた」と説明し、コンピューターと将棋のプロが戦う「電王戦」は今回で終了した。(2017/12/20 日経新聞より)

「世界最高レベルの実力を持つプロ棋士や名人にAIが勝った」と聞くと、皆さんは「AIは人間よりかしこい!」と思うかもしれませんね。

AIは「豊富なデータや画像を読み込んでの学習」など、特定の状況では人間を大きく上回る能力を発揮します。「囲碁」や「将棋」は「ルールが明確で、すべての情報が見えているゲーム」であり、「過去の対戦記録が大量に存在する」ため、AIの特長を発揮しやすいのです。ですから、「AIは人間よりかしこい!」と言えるものの、「限られた状況」という条件をつける必要があります。AIは、万能ではないのです。

先生も、本将棋ではAIに100%負けますが、将棋崩し(山崩し)では負けないと思うんですけどね~あ、でも「将棋崩し専用 AI搭載ロボットアーム」が出現したら、負けちゃうかな!


AIの特長を生かして、医療の分野でも毎日のようにニュースがあります。

膨大な医学論文を学習したAIが、人間の医者には診断が困難であった患者の病気を10分ほどで見抜いて適切な治療法を助言、患者の回復に貢献していた。(2016/8/4 日本経済新聞より)

内視鏡検査の支援としてAIの活用が始まる。病変の種類によっては約20%が見逃されている場合もあるが、内視鏡の撮影画像をAIで解析することで、感度98%で病変を検知できた。(2017/12/1 日本経済新聞より)

人間の医者と同じ能力、あるいはそれ以上の精度で診断できるAIの活用。すごいですよね。

でも、それで病気だと診断されたら、いったい誰がその事実を患者に伝えるのでしょうか?AIが患者に伝えるのでしょうか?

人間の「心」や「感覚」を共有できるのは、やはり人間です。人を和ませたり悩みを聞いたり、人と人とのコミュニケーションにおいては、人間は重要な役割を果たすことができます。進化するAIによってすべてがまかなえるわけでなく、人間がなすべき役割も確実に存在するのです。


AIとの付き合い方を考えるということは、AIの進化とともに大きく変化する環境の中で、私たちはどのように考えどのように行動するべきかを考える、ということです。

AIが生み出すイノベーションにただ驚くだけで、不確かな知識で不安になったり、誤った結論で思考を停止したりしてはいけません。固定観念に囚われず、変化に対応できる柔らかい思考で、人間の存在意義を正しく見つめる必要があります。

ひとつのことにこだわる姿勢も重要です。しかし、ときにはこれまでの慣習から脱却し、新しい考え方や手法に、次なる変化に対応しようとすることも、同じぐらい重要なのです。

気持ちもあらたに、2018年もがんばりましょう!

2017.12.01
「土台」こそが大切

今月のブログは、英語科K先生です。


みなさんの住む町の駅前には、高いビルや高層マンションがあるでしょうか。

ふだん私が授業をしている校舎の前でも、今まさに、地上185メートル、52階建ての大型タワーマンションの建設が進んでいます。その建設中のマンションを見て、小学生が私に、こんな質問をしてくれました。
「どうやってあんなに高いマンションを建てるのかな?」
すばらしい質問ですね! 素朴な質問に感動した私は、さっそくあれこれと調べてみました。

高層マンションの建設に欠かせないのが、「タワークレーン」と呼ばれる組み立て式のクレーンです。みなさんも、建設途中のビルやマンションの一番上に、大きなクレーンが載っかっているのを見たことがありますよね。

では、どうやってこんな大きなクレーンを屋上まで持って行くのでしょうか。これは、建物が徐々に高くなっていくのに合わせて、クレーンの台座も少しずつ上へ上へと移動させ、常にクレーンが建物の一番上にある状態を保っているそうです。たとえるなら、建築中のビルの屋上にいるキリンが、建物が高くなるのに合わせて上昇し、つねに屋上にいるようなものです。

では、完成した建物からクレーンを地面に下ろすのはどうするのでしょうか。3種類の大きさの違うクレーンがあると考えてみましょう。

その3種類を「大」「中」「小」とします。完成した建物の屋上に設置されているクレーン「大」は、一回り小さなクレーン「中」の部品を地上から持ち上げます。クレーン「中」はクレーン「大」の近くに組み立てられます。クレーン「中」が完成したら、クレーン「大」を解体します。解体されたクレーン「大」の部品は、クレーン「中」によって地上に降ろされます。

このクレーン「中」は、さきほどと同じ要領で、クレーン「小」によって地上に降ろされます。さいごに屋上に残ったままのクレーン「小」はどうやって地上に降ろすのでしょうか。クレーン「小」は小さいので、解体すると人が運べるサイズなのです。エレベーターを使って、人の手で運び下ろされます。あんな大きなクレーンが、最終的には人が持ち運びできるサイズにまで小さくなるのです。目からウロコの驚きですよね!

そんな「クレーン」ですが、建築物が大きければ大きいほど、クレーンも大きくなければなりません。そして、支える「土台」がしっかりしていないと大きなクレーンを設置することができず、建物そのものが完成しません。基礎からきちんと積み上げないと、クレーンも上へと上がっていけないからです。

勉強もスポーツも音楽も、高いレベルに到達するためには「土台」が大切です。基礎基本に真剣に取り組み土台をしっかりさせてこそ、満足する成果につながることでしょう。基本練習がたいへんだな、と感じたとき…投げ出してしまわないで、建築中のビルやマンションの最上階のクレーンのことを、ぜひ思い出してみて下さい。

2017.11.01
秋の夜長

今回のブログは、数学科のT先生からです。


朝、夕方と寒さを感じ、確実に秋が深まってきました。受験生の中には、部活動も引退を迎え、受験勉強が本格化して「秋の夜長」と言わんばかりに夜遅くまで勉強している生徒も少なくないでしょう。

みなさんは、「夜は静かで、集中もでき、勉強がはかどる!でも、次の日の朝が辛くて・」という経験はありませんか?今回は、睡眠と学習についてのお話をしようと思います。

睡眠中は、起きているときに脳にインプットされた情報の取捨選択が行われています。自分にとって必要な情報は長期記憶へ変換され、脳の一部である「海馬」に記憶されます。いっぽうで、不要な情報は「海馬」から消去するという作業も行われています。

仮に皆さんが「睡眠時間を削ってまで」勉強したとしても、睡眠時間が不足することにより、定着させたい勉強の知識が記憶にとどまりにくくなります。それだけではなく、嫌な記憶や出来事が海馬から消去されることがなくなり、ストレスとなるかもしれません。さらに、睡眠不足によって免疫力が低下して風邪などをひいてしまうと、もはや勉強どころではなくなってしまいます。

つまり、「睡眠」とは、皆さんが勉強した成果を発揮するために、とても大切なステップなのです。

そして、勉強したことを脳に定着させるために必要な睡眠時間は「最低6時間」と言われています。就寝から起床まで、最低6時間確保できる生活サイクルを作りましょう。

なお、この「最低6時間」の睡眠は、時間を分断してしまっては効果がありません。中学校から帰宅して1~2時間寝入ってしまい、頭がぼんやりしたまま遅刻寸前で馬渕教室に到着…これはいけません。記憶の整理に役立たない、中途半端な睡眠時間です。また、1~2時間も寝てしまうと脳が目覚めるまでに時間がかかりすぎて、学習にはマイナスです。

学習した成果を十分に発揮するために適切な睡眠時間を確保できているかどうか、改めて自分の生活サイクルを見直してみましょう。

2017.10.02
日本語よりは・

今回のブログは、英語科のK先生からです。


英語が嫌いになっていませんか? 英語が苦手だと思い始めていませんか?
そんなあなたに、私からちょっとしたお話を…

皆さんは、言語の中でももっとも難しいとされる日本語を、日々お友達との会話の中で、不自由を感じることなく使いこなしていますよね。その日本語に比べれば、いかに英語が簡単な言語であるか。その一例を紹介しましょう。

英語では犬の数を数えるときにa dog, two dogs, three dogs……ten dogsと二匹目からは数字+名詞に複数を表すSをつけるだけで、十匹でも百匹でもこのルールは変わりません。では、日本語はどうでしょうか。

一ぴきの犬、次は二ぴきの犬ではなく、二ひきの犬、そして次が三びきの犬、それから四ひき、五ひきとひきが続き、次の六でまた、ぴきに戻る。つまり、前にくる数字によって、ぴき、ひき、びきと使い分けをしなくてはなりません。もちろん、こんなことをいちいち頭の中で考えて、言葉に発している人はいないでしょう。

さらに恐ろしいことに、その名詞が犬から鉛筆に変われば、一ぽん、二ほん、三ぼんと数え方までが変わります。車だったら一台、二台、本だったら一冊、二冊と、その数え方はそれぞれ異なってきます。日本語を学ぶ外国の人々にとっては、日本語の大変難しい点のひとつです。

そして、この複雑な日本語の数え方を、あれやこれやと間違う子供たちがいるでしょうか。「私は犬を二ぴき飼っています。」という間違いを聞いたことがありますか。いや、幼稚園児でさえ、間違うことはないでしょう。

しかも、彼らがそれをテキストや問題集から教わったかというと、決してそうではありません。私たちは、この複雑な物の数え方について、単純に耳から聞いて、気がつけばそれを口から発し、自然と身につけてきました。だからこそ、私たちは考えることなく瞬時にそれらを使い分けることができるのです。それが言語なのです。

加えて、日本語は漢字、カタカナ、ひらがなと三種類の文字が存在します。しかも、漢字に関しては音読みと訓読みまでも使い分けをしなくてはならず、日本語の難しさは、読み書きの分野にまで話を広げると、世界でも難解な言語の一つであると言えます。

それに比べて英語はどうでしょうか。あらゆる単語やセンテンスをアルファベット26文字だけで表現することができます。それだけをとっても、日本語に比べると、いたってシンプルで簡単な言語であると分かりますね。

普段から漢字の音読み、訓読み、カタカナ、ひらがなの組み合わさった日本語という言語を使いこなしている私たちからすれば、英語を学ぶことなど本来であれば簡単なはずです。あとは、いかに数多く英語を聞き、数多く口から発するかが鍵となります。そして、それらを繰り返すことが言語習得の最善の道でもあります。

英語は、数学のような学問ではありません。誰もが習得できる「言語」にすぎないのです。赤ちゃんがお母さんの話す言葉を聞いて、何度も繰り返しているうちに習得できるのが言語です。しかも、英語は日本語に比べれば、圧倒的に簡単で学びやすい言語なのです。身近な英文や単語、テキストの基本例文などを繰り返し声に出して、繰り返し耳で聞くところから気楽に始めてみましょう。きっと今までと違った景色が見えてくることでしょう。

2017.09.01
良いプライドと悪いプライド

今回のブログは、英語科の久富先生からです。


私は中学生の頃、英語に対して、あまり良いイメージを持っていませんでした。
This is a pen. (……これはペンですって紹介する意味はあるのかな?)
Will you tell me the way to the station?(……突然、英語で道は尋ねられることはないだろう)
といった感じです。

そうなんです。私は英語が大嫌いで苦手でした。そんな私が英語の虜になり、馬渕教室で教鞭を執ることができるようになったのも、自分の内なるプライドの変化に気がつき、その変化を良い方向へ導くことができたからです。

中学生の最初の中間テストでは、英語の試験結果は80点でした。アルファベットを書くこともままならない私は、「まあまあ取れた」と思いました。しかし、帰宅すると「何?この点数。悪すぎでしょ。」と家族から責められました。このときの試験は「アルファベットとローマ字」しか出題されませんでした。冷静に考えれば、小学校内容なんですね。

私はそのとき「自分を守るためのプライド」を持ちました。それは「悪いプライド」です。点数が取れないと、得点が記されているテスト用紙の右端を三角形に折り曲げました。点数を見られたくない。恥ずかしい。自分の得点が悪いことに目を向けるのではなく、自分を守ることに全力投球。まさしく「悪いプライド」です。言い訳ばかりの中学生時代を過ごしてしまいました。

高校受験勉強の真っ只中の冬、私に第1の転機が訪れました。ある試験で英語の記号問題がたまたま全問正解して普段より高得点が取れたのです。偶然のラッキ-パンチを私は喜びました。もしかして、できるようになるのかも? そう思い英語の勉強を1から始めようと決心しました。

ところが、この「1から始める」ことがどれ程大変か。「悪いプライド」がまたまた私を襲います。「3年生が1年生の勉強するなんてカッコ悪い」「今更、基礎英単語の勉強をしているところを見られたら恥ずかしい」そんな「悪いプライド」に苛まれ、勉強は思うように進みません。机に向かって10分保たずに他のことに気をとられ、なかなか集中力が持続しませんでした。

そんな中、第2の転機は突然訪れます。中学3年生も終わろうとしていたころ、通っていた塾が開催した「高校英語先取り授業イベント」での先生との出会いです。少しだけ英語に興味を抱いた私は、このイベントに参加しました。当時の衝撃は今でも私を奮い起こしてくれます。この先生に出逢えなかったら、今このように英語の教師としてブログを書くこともなかったでしょう。後に教師として人生を歩み続ける私に多大なる影響を与えてくれた先生です。

先生との出逢いに衝撃を受け、私は自分が変わらなければと思いました。「この先生みたいになりたい」と思ったのが一番の要因です。そして遂に「自ら変わろう」と決心したのです。私は自分の「悪いプライド」を捨てねばならないと思い、机に向かい簡単な英単語の暗記から始めました。机に向かうだけでも苦痛だったのが、5分、10分と集中時間が伸びていき、最後には体力の続く限り集中できるようになりました。私は「良いプライド」を持つようになりました。自分の課題に真摯に向き合い達成していくというプライドです。

ちなみにそのとき、つねづね下手だと思っていた「お箸の持ち方」も矯正しました。自分の中に新たに生まれた「良いプライド」が、下手なお箸の持ち方を許さなかったからです!


人には「良いプライド」と「悪いプライド」があります。自分を守るだけの「悪いプライド」、自分を高めるために自分を見つめる「良いプライド」。結局、どちらのプライドを持つのかは本人次第です。

しかし、私は自身の経験を通じて、このように考えています。
「自分を変えるのは本人次第ではあるが、周りのサポ-トなくして自分を変えることはできない」

私はやる気もなく、「悪いプライド」を持つ中学生でしたが、両親はずっと「勉強できる環境」を私に与え続けてくれました。そして、自分を変えるきっかけとなる先生に出会うことができ、そのことがきっかけで「良いプライド」を持つことができました。

馬渕教室に通う皆さんが、このブログを通じて「良いプライド」に気づいてくれたら、こんな嬉しいことはありません。

2017.08.01
『No.1』の秘密

今回は、国語科 宇野先生の学生時代のお話です。


私は学生時代アメリカンフットボールをしていました。そのときの同級生で、ランニングバックというポジションのチームメイトがいました。ランニングバックというのは、ボールを持って走り、得点するポジションです。攻撃側、オフェンスの主役ですね。ちなみに私はそのランニングバックをタックルして止めるポジションでした。

彼は体格的にもそれほど恵まれているとは言えず、足も特別速いというわけではありません。スポーツマンとしては、地味なタイプです。それにも関わらず、私たちが所属するリーグでは、彼は得点率No.1の、誰もが認める名プレイヤー、名ランニングバックだったのです。「こんな地味な男が…なぜ!?」当時の私は、それが不思議でなりませんでした。

ところがある日の練習で、私は彼がNo.1ランニングバックである「秘密」を知ることになるのです。
フリー練習のとき、偶然彼と私がマンツーマンで練習をする機会がありました。ボールを持って走ってくる彼を私がタックルするという、単純な練習でした。最初はフォームを確認するだけのものでしたが、そこは血気盛んな若者同士、次第にヒートアップして、しまいには本気のぶつかり合いに発展です。それこそ試合さながらの突進とタックルが、幾度もくり返されました。

本気の突進を、黙々と繰り返す彼。「もうそろそろ、ええんとちゃう?」と想いながら、仕方なくつきあう私。そして、何度目かのタックルのとき…私はあることに気がつきました。私がタックルで彼を止めるたびに、彼は必ず「ゥアーッ!」と、声を出していたのです。

休憩中、私は彼にその理由を聞いてみました。彼の返事はこうです。
「俺はタックルされて『もうあかん』と感じても、必ず『でも、あと1歩だけ前に進もう!』と思って力を振り絞るんや。そのときに『ゥアーッ!』って声を出すと、不思議と最後の1歩を引き出すことができるんや。」

そのときの彼の言葉に強烈な説得力を感じたのを、今でも覚えています。そうです、体が大きいとか足が速いとかといった「才能」に決して恵まれているとは言えない彼は、愚直なほど基本の練習を繰り返すことと、もう限界だと思ってからの「最後の一歩」の努力によって「No.1ランニングバック」となったのです。2番手、3番手ではありません。1番手、No.1です!


彼のアメリカンフットボールに取り組む姿勢は、今でも私の記憶に強く刻まれています。そして今、私は馬渕教室の教師として、皆さんに同じことをお伝えしたいのです。成長のために大切な、2つのポイントです。

  • ◆ 日々の勉強に、地道に繰り返し取り組む。
  • ◆ もう限界だと思ってからのあと一歩

そんな勉強(練習)を継続することで成長し、それぞれが「自分史上No.1」となって入試に臨んでください。あなたも、頑張って取り組んだスポーツでの達成感や爽快感に負けない「最高の高校受験」を、馬渕教室で経験してください。


例えば、もう覚えたと思ってからのあと1回の覚え直し!
例えば、もう終わったと思ってからのあと1問、あと1ページの問題演習!
例えば、もう充分勉強したと思ってからのあと10分!

あなたも、もう限界と思ってからの「あと1歩」の勉強にチャレンジしてみませんか?
今まで気づかなかった「No.1の自分」の姿が、見えてくるかもしれませんよ。

2017.07.03
感動は一生の宝物 ~10代、異国の地にて~

今回は、数学科 中井先生の高校生時代の話です。


空港を降りて都市に出ると、熱帯特有のカラフルなオブジェ、日本と明らかに異なる気温、湿度、香り…異国情緒あふれる雰囲気に、鼓動が高鳴りました。シンガポールは華僑が多く、現地の人々は英語か中国語のいずれか、もしくは両方の言葉を自然に話していました。日本という国で、日本語だけで生活していた私は、人々の生活にごく自然に2つの言語が使われている様子に大変なカルチャーショックを受けました。

今回は、当時高校2年生、私がシンガポールとマレーシアに修学旅行に行ったときのお話です。私は海外旅行の経験が全くなく、出発前は期待と不安が入り交じり、なんとも落ち着かない日々を過ごしていました。どたばたと家中を駆け回って旅行カバンにあれやこれやと詰め込み、2日前に準備完了! 日本とシンガポールはほとんど時差がなく、約5時間の旅路を経て到着しました。

ここからドキドキの修学旅行が始まったわけですが、出発前の不安はすべて吹き飛んで、楽しい日々を送ることができました。それは、シンガポールという国が素晴らしい場所であり、街も良し、食べ物も良し、何より交流した現地の人たちや学生が気さくで優しい人たちだったからです。

私の通っていた高校はシンガポールに姉妹校があり、修学旅行の一環としてその高校を訪問しました。姉妹校の生徒たちは、日本から来た私たちをとても見事な歌や踊り、ダンスで歓迎をしてくれました。私たちはお返しに、日本のお家芸の柔道や剣道を見せました。思い返してみると、我ながらダサ…いや、男らしくて、かっこよかったですよ!

旅行中は様々な体験をしましたが、ときが過ぎるのは早く、あっという間に帰国の前日です。その日、姉妹校の生徒がお別れ会を開いてくれました。彼らは、初日に見せてくれた歌や踊り、ダンスよりもさらに華やかなパーティをしてくれました。ところが私たちには、あのダサ…いえ、男らしい柔道・剣道以外に見せる出し物がありません!

そこで、引率に来ていた教頭先生が急遽招集をかけました。教頭先生は学級委員長に「歌が歌えたり、楽器を演奏できたりする人を集めてくれるか」と声をかけ、私にも声がかかります。300人の大観衆です。どうしよう、できるやろか…と一瞬悩みましたが、5秒で決断! 最終的にギター2本とドラムとボーカル、4人の即興バンドが結成され、その4人の中の1人が私でした。

打ち合わせと練習時間は15分、選んだ1曲は、たくさんの人が知っているビートルズの「Twist&Shout」(知ってるかな?)です。当時、英語の勉強のため洋楽を聴きだしたことが功を奏しました。しかし、そのときはそんなことも考える余裕もなく、いきなり300人を前にしたステージで演奏が始まります。1曲限定の即興ライブは大変な盛り上がりで、日本とシンガポールがひとつになりました!(おおげさ…?) 曲が終わっても鳴り止まない拍手、歓喜の声、先生も生徒もスタンディングオベーション…なぜか同級生にも握手を求められることに。帰国後も「あの曲のタイトル教えて?」とたくさん聞かれ、長らく校内で語り継がれる伝説のライブとなったのでした!


この経験は、いつもと違う環境や新しい出会いの中で生まれた、特別な感覚なのかもしれません。しかし私にとっては、20年以上たった今でも鮮明に覚えている、人生最大の感動のひとつです。

1つでも多くの感動を、生徒の皆さんにも体験してほしい、そのためには高校時代の私のように、思い切って何かを決断してみることです。この夏は、馬渕教室での勉強を通じて、たくさんの出会いと感動を体験してみませんか?

2017.06.01
ダーウィンに学ぶ

梅雨が終われば、夏の到来。
そして、楽しい夏休み。
首を長くして待っている生徒さんもいることでしょうね。

首を長くして待つとは、強く待ち焦がれること。
四字熟語では「延頸挙踵(えんけいきょしょう)」と言います。
「延頸」とは首を伸ばすことで、「挙踵」とはかかとを上げること。
「まだかな?」「まだかな?」と、キリンのように首を伸ばし、精一杯かかとを上げて、 楽しみにしている様が目に浮かぶような四字熟語ですね。

キリンといえば、どうしてキリンの首は長いのでしょうね?

何かを楽しみに首を長くして待っていたから。
これは違いますね、きっと。
高い木の葉を食べようと首を伸ばしている間に、首が突然ニュ~ンと伸びたから。
う~ん、これも何だか違うような気がしますね。

最も強いものが、あるいは最も知的なものが、生き残るわけではない。
最も変化に対応できるものが生き残る。
It is not the strongest of the species that survives, nor the most intelligent that survives. It is the one that is most adaptable to change.(原文)

この名言を残したチャールズ・ダーウィン。
「進化論」を唱えたイギリスの自然科学者です。
彼の唱えたこの「進化論」で、キリンの首が長い理由を簡単に説明しますと、

私たちは同じ人間ですが、それぞれに少しずつ体の特徴などが違います。
これは、親から子に伝えられるものです。
キリンの中にも首の長いもの、少し短いものというように、少しずつの違いがありました。
首の長いキリンも、首の短いキリンも、低い木の葉を食べることができました。
でも、次第に低い木に葉が無くなると、高い木の葉を食べられる首の長いキリンだけが生き残り、
親から子に、それが伝えられていくこととなりました。
だから、キリンの首は長いのです。

私たちも同じ。
取り残されぬように、周囲の変化にきちんと対応していくことが大切です。

ダーウィンはまた、こんな名言も残しています。

1時間の浪費を何とも思わない人間は、人生の価値を見いだせていない。
A man who dares to waste one hour of time has not discovered the value of life.(原文)

皆さんはいかがですか?
何もせずにボーッと、時間を無駄に過ごしてもへっちゃら。
そんなことはありませんか?
小学生、中学生の間にどのような時間の過ごし方をするのかは、
あなたの今後の人生を、本当に大きく左右することになります。
首を長くして夏休みを待つのは大いに結構ですが、 ボーッと時間を無駄にすることはいけません。

周りの皆が、勉強に熱くなるこの夏。
あなただけが取り残されないよう、周囲の変化にきちんと合わせて、
限りある時間を決して無駄にすることなどないようにしてください。

この夏、馬渕の先生たちは皆さんを全力で応援します。

▲ページの先頭へ