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2021.10.13
最適な学習環境づくりを

みなさん、こんにちは。燃えるような夏が終わり、すっかり涼しくなり、「勉強の秋!」と言いたいところですね。さて、勉強をする前に一度まわりを見渡してください。本当に学習に適した環境になっていますか。

みなさんは、「割れ窓理論」について知っていますか。「割れ窓理論」とは、アメリカのジョージ・ケリング博士によって提唱されたもので、一枚の割れたガラスをそのまま放置しておくと、それを見た人は修理するどころか、さらに窓ガラスを割っていき、そこから様々な人が周辺を汚していいと錯覚してしまいます。そして、最終的には、街全体が荒廃してしまうという理論です。

身近なところで例えるなら、本や雑誌、教科書が本棚の所定の位置に収納されておらず、無造作に床などに散らばっている。そして、それを放置したままにしておくと、さらに、本や雑誌が散乱し、最終的に足の踏み場が無くなってしまいます。こうなってしまうと、部屋としての機能が完全に失われてしまいます。

テスト類などのプリントはどうでしょうか。まさか、受けっぱなしで、カバンの中で眠っている、クシャクシャの状態でカバンの中から出てくるなんてことはないですか。
もしそうなら、モッタイナイですよね。まずは、科目ごとのファイルをつくりましょう。そして、プリントやテストを科目ごとに入れて整理しましょう。そうすれば、その科目のやり直しや解き直しがしたい時に、すぐに取り出すことが出来ますね。探す手間が省けることで、時間の短縮にもなり、その分、勉強する時間が増えて成績向上にも繋がります。

みなさんが通っている馬渕教室の校舎では、集中して勉強に取り組める環境作りを日々行っています。毎日、みなさんがしっかり勉強に打ち込めるように、教室も自習室も綺麗に掃除がされています。

さあ、今から、自分の学習環境を今一度見直してみましょう。不必要な物は、目に見えないところに直し、お部屋を綺麗な状態にしてみてください。そして科目ごとに、ファイルを整理し、テキストなどの教材を所定の位置に収納しましょう。例えば、この英語の教科書は本棚の一番上の左端に置いておくというように、「物の住所」を決めておくこともオススメです。

ただ、それでも家では、勉強が出来ない。周りに誘惑が多すぎて集中できない。そんなあなたのために、馬渕教室は自習室をはじめ、常に最高の学習環境で、みなさんをお待ちしております。是非、時間のあるときは、少しでも馬渕教室に足を運んでみてください。それがみなさんにとって、最高の場所になるはずです。

2021.09.06
音読は効果的な学習方法

みなさん、こんにちは。
夏休みも終わり、新学期が始まりましたね。2学期には苦手科目を克服しようと考えている人や、成績をこの機会に是非上げたいと思っている人も多いのではないでしょうか。そんなみなさんに、今日は成績を上げる効果的な学習方法の1つをお伝えします。

それは、ズバリ「音読」です。音読で得られる効果は様々です。学力面から人の内面に関わる部分まで多岐にわたり、科学的にもその効果が認められています。最近ではテレビの番組でもちょくちょく音読の効果について取り上げられていますね。

声を出して読むことで、まずは語彙力や読解力が向上します。音読するには、漢字の読み方や言葉の意味、文の流れを意識しながら読むことが必要になるため、自ずと文章の構造を考えるようになるからです。また声に出して読む「音読」では、目と耳と口を一度に使うため同時に反復効果が得られます。それにより、目で読むだけの黙読に比べて、文章理解も進みます。更に声に出して読むために、読み飛ばしも減り、注意力も向上します。

効果はそれだけではありません。音読をすることで学習意欲(勉強へのモチベーション)が高まります。声を出すことで作業意欲も増し、同時に、ストレスも軽減されることから、リラックス効果も得られます。音読は脳と心を活性化させるのです。

このように音読は、国語力を鍛えるだけではなく、脳を活性化し、記憶力・集中力・注意力など様々な力を気づかないうちに、日頃から少しずつ高めてくれるとても実利的な学習方法です。

今まさに、2学期からがんばろうと思っているみなさん、今までがんばったのに、特に何も変わらないと思っているみなさん、寝る前の5分を使って、その日に学習したことを振り返る復習を「音読」で始めてみてはいかがでしょうか。「毎晩5分の音読」がみなさんを変える「良い習慣」になるといいですね。

2021.07.21
チャレンジの夏、やり直しの夏

みなさん、こんにちは。1学期も終わり、ここから長い夏休みが始まります。1学期は新学年がスタートしたこともあり、新しい気分で馬渕教室や学校に通っていたのではないでしょうか。私の1学期の思い出といえば・・・、小学校のときの児童会選挙応援演説大失敗です。
小学6年生の児童会選挙。面白くて人気のある親友が立候補、今では想像できないほど人前で話すのが苦手な私。親友のために全校生徒の前で応援演説を行うも、これまでの親友の数々の面白いシーンが私の頭の中で回想され笑いをこらえきれず、ずっと笑ったままで、持ち時間が終了。私にとってかなりの恥ずかしい失敗でした。親友は私の斬新な演説のインパクトがあってか当選したのですが、私には人前でうまく話せなかった失敗だけが残りました。ただ、その当時の担任の先生が「これではいかん!」と思ったのでしょうか、9月の全校集会で「夏休みの思い出作文」を全校生徒の前で読む役目を私に与えました。「あの先輩だ」とざわつく下級生の中、先生と必死に練習した甲斐もあり無事読み切ることができました。そして、この時の大勢の人の前で話すことができたという自信が、今につながっています。

江戸時代後期から明治の発明家である田中久重は

「事を成就するには、志があり、忍耐があり、勇気があり、失敗があり、その後に、成就があるのである。」としるしています。

例えば小学生のみなさんは漢字を覚える時、何回も何回も間違えて、なんとか最終的に覚えたという経験がありませんか。私は小学2年生の時、学校の先生に「九九を覚えないと夏休みはない」と言われ、何回も間違えながら必死に覚えた記憶があります。中学1年生なら中間テストが思うようにできなくて、四苦八苦しながら期末テストで結果を出した人もいるでしょう。中学2年生、3年生なら、勉強や部活動でこのような経験を多く積んでるのではないでしょうか。

何をするにもまず志(目標)をもってやる気が生まれ、途中に必死に頑張る忍耐の時間があって、そこでくじけそうになってもチャレンジする勇気を持ち、失敗してもそこでなぜ間違ったのかを分析し、そして再び立ち上がって、最後に成功するのです。

私は、失敗することを恐れ、動きださない生徒をよく見ます。そして、動きだしはするが、失敗してもなぜ間違ったのかを分析せずに、同じ間違いを何度も繰り返す生徒もよく見ます。夏休みは一年間で一番、勉強できる時間があります。この時間で、1学期にできなかったことにチャレンジしたり、今までに直せなかった間違いをしっかり分析して、やり直す。是非、この夏をそういった時間にあててみてください。

2021.06.07
悩んだときは、とりあえずやってみる

みなさんは、これまで、「勉強しないといけないのは分かっているけれど、なぜか勉強する気にならない。」という経験をしたことがありませんか。
例えば、本当は、今やらないといけない宿題を後回しにしてしまって、提出期限に遅れてしまったり、休みの日に一気に勉強しようと思ってみたものの、結局、全然はかどらず、「今日1日を無駄にしてしまった…」と自己嫌悪に陥ったりしたことはありませんか。

これに関して、社会心理学では「認知的不協和」という言葉があります。人が陥りやすい、とても面白い心理的傾向なので、ここで紹介しますね。

人間の感情というのは、とても複雑です。先ほどの例のように、みなさんもこれまでに、「勉強しないといけない」という気持ちと「勉強したくない」という気持ちを同時に持ったことがあるかもしれません。このように正反対の考え方が頭の中にある状態のことを「認知的不協和」といいます。

当然ながら、頭の中に矛盾した感情があると、人は不快に感じるので、人間はこの状態をなんとかしようとして、どちらか片方の考え方を無意識のうちに都合良くゆがめてしまいます。「勉強する」ことと「勉強しない」ことを比べると、「勉強しない」方が楽なので、「勉強しない」言い訳を作って、「認知的不協和」を回避しようとします。

これは日常生活のいろんな場面でも目にします。例えば、買い物に行って、少し高価な商品を目の前にして、買おうかどうか悩んでいるときに、その商品の売り場に、「頑張った自分へのご褒美に!」という広告がついていると、「もっと安い商品もあるけれど、自分は毎日よく頑張っているから、今日くらいはこの商品を買ってもいいよね!」とついつい手を出してしまいませんか?「高価な物がほしい」「お金の浪費を避けたい」という認知的不協和が、うまく解消されてしまったことが分かると思います。

しかしながら、自分にとって楽な選択ばかりしていたら、いつまでも成長できません。 “If you want to do something, do it now!” (もし何かしたいなら、今、それをやれ!)という有名な言葉にもあるように、最善の方法は、あれこれ考えずに、まずは、行動に移すことです!人間の意識や感情は面白いもので、「勉強する」という行動をずっと続けていると、人はいつの間にか「勉強をしたくない」と思わなくなってしまうようです。嫌々でも、まずは手を動かしてみる。面倒でも、とりあえず、やってみる。これがやる気につながる一番のコツなのです。そして、このことは「作業興奮」効果と呼ばれています。

馬渕教室で、様々な生徒を見ていると、伸びる生徒は、みんな「できない理由」や「やらない理由」ではなく、「どうやったらできるのか」を考えています。そして、悩んだときは、とりあえずやってみる。そんな生徒が多いのではないのでしょうか。では、みなさんも、是非、明日から・・・ではなく今日から実践してみてください。